中小企業会計のクラウド化

2013年4月8日

日本の中小企業向けの会計ソフト市場では、伝統的にパッケージ型が主流でした。パッケージ型とは、自社サーバーに会計ソフトをインストールして使うタイプのことです。しかし、ここ最近では会計ソフトをクラウド(SaaS)サービスとして提供する企業が増えてきています。

現在、日本の中小企業のクラウドサービスの利用率は17%であり、これはアメリカの54%に比べると著しく低い数字です。別の見方をすれば、日本において中小企業向けのクラウドサービスはまだまだ発展の余地があると言えます。

クラウド会計サービスでは、クライアントPCからサーバ上のアプリケーションにアクセスして利用するため、クライアントPCには特別にアプリケーションをインストールする必要がありません。

クラウド会計サービスには、以下のようなものがあります。

ネット de 会計

  • 複数ユーザーでの同時入力が可能。「Internet Explorer」「Google Chrome」の他、Mac OS Xの「Safari」でも利用可能。
  • 会計ワークス

  • ユーザーのスキルに応じて3タイプの仕訳入力画面を用意。マスター情報や仕訳情報のインポート、エクスポートにも対応。
  • GLOVIA smart きらら

  • 会計仕訳入力を効率化する辞書機能を搭載。ユーザーインタフェースにはマイクロソフトのスマートクライアント技術を採用。
  • 基幹業務SaaS by 奉行i

  • オービックビジネスコンサルタント開発の会計システム「奉行iシリーズ」をクラウドで提供する。給与や人事、販売管理など他の奉行iシリーズも用意。
  • 基幹業務SaaS by 大臣

  • 応研の会計システム「大蔵大臣NX Super」の機能をクラウドで提供する。応研の「大臣シリーズ」は建設や公益、福祉など特定業種に強いのが特徴。
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