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[非表示]楽天ビジネスカードは、法人の代表者や個人事業主の方が発行できる法人向けクレジットカードです。法人カードは審査が厳しいという特徴がある一方で、楽天ビジネスカードは比較的審査に通りやすいと言われています。
この記事では、楽天ビジネスカードのメリットやデメリット、発行の審査条件などについて解説していきます。
楽天ビジネスカードとは?年会費や利用可能額は?
楽天ビジネスカードとは、法人の代表者や個人事業主の方が発行できる法人向けクレジットカードです。楽天ビジネスカードを発行するためには、個人向けのクレジットカードである「楽天プレミアムカード」を所有している必要があります。
楽天プレミアムカードとは、楽天で発行できる個人向けの最上位カードです。
以下の表に、「楽天ビジネスカード」「楽天プレミアムカード」2枚の特徴をまとめています。
カード名 | 楽天ビジネスカード | 楽天プレミアムカード |
---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
利用可能額 | 2枚の合計で300万円まで | 2枚の合計で300万円まで |
支払い回数 | 1回払いのみ | 最大36回 |
還元率 | 1%〜 | 1%〜 |
ETCカード枚数 | 制限なし | 制限なし |
ETCカード年会費 | 1枚目無料・2枚目〜500円(税別) | 1枚目無料・2枚目〜500円(税別) |
楽天ビジネスカードは、プレミアムカードと併せて発行する必要があるため、この2枚を所有することで、合計13,200円(税込み)の年会費が発生します。
これら2枚のカードの特徴は、高いポイント還元率にあります。楽天市場でのお買い物に楽天ビジネスカードを利用すると、ポイント還元率が最大で通常の5倍になります。
法人カードの需要は拡大中!個人事業主にとってもメリット大
年々、法人カードの需要は拡大しています。一般社団法人 日本クレジット協会の『日本のクレジット統計 2019年版』によると、2016年度の法人カード発行数は約888万枚でしたが、2019年3月度には約1,000万枚に増加しています。
法人カードは、個人事業主にとってもメリットがあります。
- 事業における経費の管理がしやすい
- 従業員も同様のカードが使える
- カード利用枠が大きい
- ビジネスに役立つ付帯サービスが豊富
- ポイントが貯まりやすくなる
なお、個人事業主がビジネスカードを持つメリットや、おすすめのクレジットカードは『個人事業主のクレジットカードは法人・個人用で分ける?おすすめのカードも』の記事にて解説しています。
また、法人カードの一種に「コーポレートカード」と呼ばれるものがあります。コーポレートカードについて、詳しくは『コーポレートカードとは?ビジネスカードとの違いやメリットについて解説』にて解説していますので、併せてご覧ください。
楽天ビジネスカードを使うメリット、デメリット
ここでは、楽天ビジネスカードを使うメリットとデメリットを見ていきましょう。
楽天ビジネスカードのメリット
楽天ビジネスカードのメリットは、以下のとおりです。
- 楽天ポイントの還元率が高い
- 比較的、年会費が安い
- VISAビジネスオファーを受けられる
- ETCカードを複数枚発行可能
- プライオリティパスが無料
以下で、詳しく解説していきます。
メリット①楽天ポイント還元率が高い
楽天ビジネスカードは、楽天市場でのポイントの還元率が最大5倍という、高いポイント還元率を誇ります。なお、ポイント還元率5倍というのは、通常の楽天市場での購入で還元されるポイントが購入額の1%(1倍と計算)であり、楽天ビジネスカードでの決済の通常ポイント還元率が「+1倍」、利用特典のポイント還元率が「+3倍」の扱いとなり、それらの合計であることを指します。
例えば、楽天ビジネスカードを利用して月に30,000円ずつ品物を購入すると、ポイント還元率は1%の5倍で5%となるため、年間で18,000円ポイント貯めることが可能です。さらに、楽天のサービス併用で、ポイント還元率を上げることもできます。
なお、楽天ビジネスカードにて貯めたポイントは、1ポイントで0.5マイル、50ポイントでANAの25マイルに交換可能なため、飛行機を使った出張が多い方には大きなメリットとなるのでしょう。
メリット②比較的、年会費が安い
楽天ビジネスカードは、年会費が安いというメリットが挙げられます。一般的に、法人カードの年会費は、10,000円以上など高額なケースが多くなっていますが、楽天ビジネスカードの年会費は2,200円です。
楽天プレミアムカードの11,000円の年会費も併せて支払う必要があるものの、法人カードの中では群を抜いて安い年会費に設定されています。
メリット③VISAビジネスオファーを受けられる
VISAビジネスオファーとは、VISAビジネスカードの保有者向けの特典のことで、以下のような優待サービスを受けられます。
- ホテルの宿泊サービス
- オフィスに必要な備品の優待購入
- クラウドでプロの翻訳を依頼できるサービス
ほかにも、全国の厳選レストランを優待価格で予約できる「VISA ビジネスグルメオファー」などの特典も利用できます。
メリット④ETCカードを複数枚発行可能
楽天ビジネスカードでは、ETCのカードを複数枚発行できます。1枚目は無料で発行可能であり、2枚目以降は年会費として+550円(税込)で発行できます。
また、ETCカードの利用料金にも、100円につきポイントずつ貯まる仕組みとなっています。
メリット⑤プライオリティパスが無料
プライオリティパスとは、空港ラウンジにて、ドリンクサービスやインターネットサービスを利用できるものです。通常は年会費として約40,000円ほど必要なプライオリティパスを、無料で発行できます。
こちらは楽天プレミアムカードの特典ですが、ビジネスシーンでも役立つでしょう。
なお、楽天プレミアムカードには、国内旅行傷害保険が最高で5,000万円、動産総合保険が最高で300万円補償される特典が付いていることも特徴です。
楽天ビジネスカードのデメリット
一方で、楽天ビジネスカードには、以下のようなデメリットもあります。
- キャッシング機能がない
- 楽天ビジネスカード単体では発行することができない
- 社員用のビジネスカードは発行できない
- 比較的、審査に必要な書類が多い
デメリット①キャッシング機能がない
楽天ビジネスカードには、キャッシング機能がありません。キャッシング機能とは、クレジットカードなどを使用して、インターネットやATMから借り入れができる機能です。
ただし、キャッシング機能は「借り入れ」と同義になります。ビジネスにおいて、キャッシング機能がないことは大きなデメリットにはならないでしょう。
デメリット②楽天ビジネスカード単体では発行することができない
楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードの追加カードとしての扱われるため、単体では発行できません。
しかし、プレミアムカードとビジネスカードの同時新規入会をすることで、楽天ポイントが2,000ポイント〜8,000ポイントほど獲得できるキャンペーンも定期的に開催されています。
個人としてプレミアムカードを保有していない方であれば、お得にビジネスカードを発行するためにも、プレミアムカードを発行してみてはいかがでしょうか。
デメリット③社員用のビジネスカードは発行できない
楽天ビジネスカードでは、社員用の追加ビジネスカードの発行はできません。従って、決済を利用する社員数の多い法人には不向きのカードだといえるでしょう。
一方で、経営者・個人事業主ご自身のみがクレジットカードを使用する場合であれば、特に不便を感じることはないでしょう。
デメリット④比較的、審査に必要な書類が多い
楽天ビジネスカードは、他社の法人カードと比較して、審査に必要な書類が多くなっています。
- ビジネスカード用預金口座振替依頼書
- プレミアムカード用預金口座振替依頼書
- 本人確認書類
これらに加えて、お支払い預金口座が法人名義の場合、商業登記簿謄本(6カ月以内)または法人登記印の印鑑証明書(3カ月以内)を提出する必要があります。
楽天ビジネスカードを申し込むには?審査基準とあわせて解説
ここからは、楽天ビジネスカードを申し込む流れと、審査の基準を見ていきましょう。
楽天ビジネスカードを申し込む流れは、以下のとおりです。
- 申し込み・必要書類の発送:5営業日程度
- 必要書類の提出:2週間以内
- 審査・カード発送・到着:必要書類到着後から2週間程度
必要書類には、会社名や個人情報・法人口座の情報などを入力します。
楽天ビジネスカードは個人事業主もOK!審査基準は?
楽天ビジネスカードは、個人事業主でも所有できる法人カードです。発行難易度は低いとされています。審査基準は以下のとおりです。
- 楽天プレミアムカードを発行している(同時発行可)
- 20歳以上で安定した収入を得ている
- 年収400万円以上が理想的とされる
- 設立年数の長さはあまり関係ない
これらの内容から、審査の厳しさは他社のゴールドカードと同程度であると予想されます。審査期間については「3週間〜4週間前後」を見込んでおけば問題ないでしょう。
なお、個人事業主の方におすすめのカードは『個人事業主のクレジットカードは法人・個人用で分ける?おすすめのカードも』の記事にて解説しています。
この記事では、楽天ビジネスカードの概要や、発行するメリット、デメリットについて解説をしてきました。年会費が安く、ポイント還元率が高いなどの特徴があることから、法人カードの発行を検討している個人事業主の方におすすめです。
審査基準も比較的低いビジネスカードであるため、初めての法人カードとして発行を検討してみてはいかがでしょうか。
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